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投稿日2017/12/11

日本画とはー使用画材ー

開催日:1970/01/01(木)

  1. 日本画の絵具他

日本画の場合、天然絵具は鉱物系と染料系がある

鉱物系として、群青(藍銅鉱) · 緑青(孔雀石) · 黄土(土) · 岱赭(赤鉄鉱) · 朱土(土) · 辰砂(辰砂鉱) · 朱(硫化水銀) · 丹(鉛) · 金茶(金茶石) · 雌黄(硫化砒素) · 弁柄(土) · 白土(土) · 鉛白(檀基性塩化鉛) · 雲母(石) · 胡粉(貝)

染料系として、臙脂(ラックカイガラムシという虫) · 藤黄(ガンボージという植物) · 藍(植物) · 矢車やサイカチ(植物)

 

他に、昔から使われている物として、金属 · 墨がある。

金属(金、銀)として、箔=平らに金属をのばした物 。泥=箔を粉状にした物。

として、油煙墨(茶黒ー茶味を帯びた黒色)=菜種油の煤を膠で固めた物。

松煙墨(青墨ー青味を帯びた黒色)=松の煤を膠で固めた物。

水干絵具 =古くは泥絵具と呼ばれてました。ホワイトベース(胡粉など)に色の染付け。混色でき、多色つくれる。主に下塗りに用いる。難点として、耐光効力が無く色味があせて無くなる。

顔彩 =水干絵具とほぼ同じ作り。それを小さな四角い容器に膠・アラビアゴム・糖分の固着剤と練り合わせ入れた使用しやすい画材である。難点は、水干と同様耐光力が無い。

 

昭和に入りその後、これらの絵具の他に、新岩絵具 · 合成絵具 · 顔料等開発され日々色数は増え続けている。

 

新岩絵具=ガラス質を色付けして大きな色の塊とし安定させ、それを天然鉱物同様に砕いて(粒子が細かければ白っぽく、荒ければ濃くなる)色の階調を微妙につけた。色数の豊富さが特長。現代作家の多くが使用している。天然石より色が安定している。(経年しても安定している事が科学的に実証されている)

 

合成絵具=白の天然絵具(方解末など)の上に色を付けた絵具。色が鮮やかで、薬品配合で多色できるが、変色度合いが大きい。近年これを作る業者も減り、新岩絵具より普及されてない。

 

顔料(ピグメント)=前述の二種類の絵具は、粒子の大小があるが全て同じ細かい粒子(科学的に色が安定している物と耐光度合いが明記してある物)で混色が自由に出来るのが特色。洋画材との交流により近年多種ある。